老人ホーム選び ~清潔・整理整頓~
老人ホーム探し方(老人ホーム選び)について本日書かせていただきます。
これまで、インターネットでの施設探しの方法を記載させていただきました。次に、見学をする前の予備知識。前回は、見学に訪れた施設の玄関の重要事項説明書と契約書の張り出しについてと清潔についての重要性とひとめわかるポイントをで書かせて頂きました。
今回は、清潔についての続きと整理整頓について書きます。シリーズ全て、単体としても読めるように構成しております。
今回初めて ~清潔・整理整頓~ から読み始めたという方でも完結した読み物になる形で書いておりますので、初めて見たという方でも読み進めます。
前作も通して見ていただけると、読み物としてより理解を深めることができますので、お時間ございましたらシリーズを通して目を通していただけると喜びます。
- 居室・浴室チェック
施設見学時に居室や浴室を案内されることは多いです。見学の定番案内先です。
居室や浴室は一般的な見学ルートですので、見学者から「お部屋やお風呂も見たい」と伝えてなんら不自然はありません。
「居室が満床です」とか今「浴室がすべて稼働中で見れません」といったこともあるかもしれませんが、事前にアポイントをとるときに見学したい設備を伝えておけば見れる可能性は高まります。
まずは、浴室のチェックポイントからお伝えします。ずばり浴室の角や椅子にカビが生えていないかチェックしましょう。
清潔に対してきちんと意識があれば、風呂は1日1回以上は掃除しています。
例えば、入浴中に排泄してしまう利用者様もいらっしゃいます。次に浴室を使う人のことを考えれば、消毒・掃除するのが当たり前です。
以外に重要なのは、椅子のチェックです。椅子の隅はカビが生えやすいです。
ご家庭と違い、日中ずっと浴室が使われていることも施設ではあります。そうすると、椅子をきちんと隅々まで洗えてなかったり、定期的に天日干しにしていないとカビがたまります。
特に、福祉用具専門の椅子は、利用者様が椅子から滑って落ちないように滑り止め加工がされているのが当たり前です。
カビは、その滑り止め加工に食い込みやすいのです。
床や浴槽などは、カビが落ちやすいように加工されていますが、福祉用具の椅子は滑落防止を優先して防カビ加工の優先順位が落ちている場合が多いです。
床や浴槽のカビは、目についた時に早めに気づけば落とすことができますが、しかし、滑り止め加工してある椅子に食い込んだカビは、気づいたときにはもう落とせないことが多いです。
ここで見るのは、職員に掃除・清潔の教育が施されているか。普段の掃除ルーティン業務が確立されているかというポイントです。
利用者様の健康を守るために、清潔を保つ掃除ルーティン業務が確立されていない施設は、浴室だけでなく他の部分にもほころびがあると思った方がよいでしょう。
申し訳ございません、整理整頓編は次の連載で書かせていただきます。浴室と居室チェックでかなり文字数がいってしまいました(;^_^A明日に更新予定ですので、ご購読の程よろしくお願い足します。
滑り止め加工に食い込んだカビは、業務用のカビ取りでも落とせないことが多いですが、普段使いなら優秀な商品です。↓↓↓
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