老人ホーム選び ~整理整頓を観察する~

 この施設見学シリーズも佳境がやってまいりました。1日最低限1,000文字から2,000文字の投稿をしようと決めてから2週間が経ちました。アクセス数の伸びは余り良くないのですが(昨日4アクセス('ω'))、ここもまで来たのですから最後まで書ききります。いや、4人にも見てもらえたことを感謝しつつ、本日は老人ホーム選び第7弾!!盛り上がって参りましょう(>_<)本日は施設見学時に施設の整理整頓をどこから読み解き観察するかについて書いていきます。

  • 壁の張り紙・事務デスク周辺・置物

ずばり、壁面です。施設内に入ったら、壁の張り紙がきれいに貼られているかチェックしましょう。張り紙が剥がれていたり、明らかに古かったりすると要注意です。また事務作業をするであろうデスクやその周りの書類や物品が乱雑なのも要注意です。

 福祉現場は非常に多くの書類を扱っていいます。必須書類が沢山あり、行政から必要時にチェックを受けています。必要な書類がなくて指定取消にあう事業所も年々増加しています。書類の整理整頓は、福祉施設運営を行う上でなくてはならない要素です。壁の掲示物に対するチェックが甘い施設は、書類への関心度の低さがうかがえます。そして、事務ごとがしっかり回っていない可能性が高まります。当然、事務デスク周辺が整理整頓されていなければ、毎日発生する必要帳票が何処にいったか分からなくなることもあります。事務デスク周辺を見れるコースを通れた時はサラリとチェックしましょう。帳票関係に対する整理度が最も現れやすいポイントです。

 また、壁の張り紙チェックをする時に、季節感にあった物が壁や棚にある作品も見ましょう。夏の作品が冬まで掲示されていたりすると注意度が高まります。飾り物は、壁面業務といって、利用者様の居心地を良くするためのサイド業務です。実際にパット交換のテクニックや入浴の手際など現場業務を見学時にチェックする事は困難ですので、一目でわかるサイド業務に手が行き届いているかを見ます。もし、季節感と真逆な掲示がしてあれば、人員的な問題か業務的な課題が潜んでいると考えて差し支えありません。また、定期的に入居者(入所者)様に作品を作ってもらうような取り組みをしていないことがわかります。但し、施設に統一感を持たせるために、最初からまったく作品を掲示しない施設もあります。そのような空間が好みであれば、季節にあった作品チェックには該当しません。

 次回は、利用者への配慮と施設のコスト意識の観察ポイントについて書いていきます。次回も是非宜しくお願い致します。