老人ホーム選び ~ 老人保健施設⑥ ~

老人保健施設に入所する為の事前知識

~ ローテーション ~

 

老人保健施設では、ローテーション(回転)という仕組みで在宅復帰ポイントを促進させている施設が数多く見受けられます。

 

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ローテーション(回転)は老人保健施設側からすれば経営の安定や運営のしやすくなるというメリットがある仕組みです。

では、本人様やご家族様からするとどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

まず、以前老人保健施設の施設紹介をさせていただきましたが、もう一度簡単に施設説明を致します。

 

老人保健施設に入所できるのは要介護1~要介護5の介護保険認定がでた方。

②医師・看護師・リハビリ職員(理学療法士作業療法士言語聴覚士などいずれかでもよい)が必置。

③ほとんどの入所者様は3ヶ月~12ヶ月程度で退所になることが多い。

④入所料金が他の施設より比較的安い

この4つの条件が当てはまる入所者様はどのような方でしょうか。一般論になりますが、多いパターンを寄稿します。

 

 

 

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老人保健施設の特徴から見たローテーションの家族メリットを説明致します。

 

①要介護1~要介護5の介護保険認定が出た方

要介護1~要介護2の方は、自宅(本当の自分の家)での生活が困難になりつつある方が多いです。

要介護1より介護度が軽い認定として要支援1と要支援2があるのですが、要支援の介護保険認定は、他者の支援があればなんとか自立した生活が送れるという意味合いがあります。

要介護1~上の認定がでると、誰かの介護がないと生活が成り立たないという意味合いになります。

要介護1~要介護2の方は、介護サービスを受ければ自宅(本当の自分の家)での生活が可能な方が多いです。ですが、かなりギリギリの状態が多いです。

中には、自宅(本当の自分の家)での生活がままならず、何らかのトラブルが発生している人も多数いらっしゃいます。

要介護3~要介護5になると介護量が多く、かなり多大な介護サービスや周囲の協力がなければ自宅(本当の自分の家)で過ごす事が困難な方が多いです。

現実の自宅生活では、自宅で生活する事ができるかできないかグレーな状態で生活していることもよくあります。

 

次回は例えばどのような人がグレーな状態というのか、例を交えながらご紹介致します。

また、この例から要介護状態の方がローテーション(回転)に入るメリットを本人様・ご家族様の視点で書いていきます。

自宅(本当の自分の家)での生活が送りにくくなっている要介護の方は、初めて施設を利用するなら老人保健施設がおすすめな理由も寄稿致します。