老人ホーム選び ~暴力・暴言等集団への不適応①~

 本日は題材は、老人ホームに入居(入所)する時に、暴力や暴言などの他者を害する行動が本人様にある場合はどうすれば入居が近くなるのかを取り上げていきます。

非常にデリケートで難しい題材だと思います。

ここでは、入居(入所)の為にはとうするかという切り口から説明しようと思います。

本人様にとってどういうケアが良いかを考えだしてしまいますと、個別のケースや施設状況を考えなければならなくなりますので、おそらく誰にでも使えるような方法が見つからなくなります。

あくまで入居(入所)を目的とし、その後、老人ホームである程度安定的に過ごしやすくなる方法を寄稿していきます。

 

 施設入居(入所)で嫌煙されやすいご状態があります。共通するのは、集団生活でトラブルが発生するかもしれないご状態の方です。

例を挙げます。暴力(自傷他害行為)・暴言・大声(隣に響くような大きさだと特に)・離設(外に出て行方不明になる)・被害的妄想が他者や職員を害する形で発現している・著しい介護拒否など一般例を列挙するとたくさんでてきます。

施設で仕事としてみるのが介護の仕事ですが、給与を貰っているとはいえ、職業人であっても人それぞれに限界があるという事は知っておきましょう。

介護現場は不安定な人員で動いていることが多いです。高齢者を集団で介護している以上、その集団を脅かす行動がある場合、現場崩壊のリスクが浮上しますので、なるべく困難なケースを避けようとする傾向があります。

では、集団や環境への不適応が容易に予測される方の入所先を探すにはどうすれば良いのでしょうか。

 

 第一に重要な事は、本人様の状況を家族(身元引受人)が知ることです。

家族介護者が本人様と現在いる場所で介護を通して関わっていらっしゃるのであれば、本人様のご状況についてよく理解できていると思います。

申し込み家族が介護者の場合、知るべき情報は、老人ホームには老人ホームの集団生活における秩序維持があるということです。

集団生活におけるリスクが多分に予測できる場合、施設に対する理解を示すことができないと、より入居(入所)が困難になるといえるでしょう。

何故なら、入居(入所)生活でトラブルが予測されるのですから、施設業務を感知できない本人家族から強引な要望や苦情がおこりそうでは、怖くて入居(入所)という合意に至りにくいでしょう。

ですから、本人様がトラブルを起こすかもしれない状況の場合は、介護できるかどうかの基準にご家族様の協力体制への比重により重きを置きます。

 

 介護者が家族である場合、重要なことは施設への対応に理解を示し協力的であろうとする事が(入居)入所へ一歩近づく重要な要素です。

ただ、このケースは家族が介護しているのですから、ま態への理解度や介護の困難さがわかっている分まだ良いといえるケースでしょう。

次回は、困難事例を家族が介護をしていないな場合を書き続けて参ります。よろしくお願い致します。