老人ホーム選び ~急いで入居を決める方法③~

 引き続き【急いで老人ホームを選ばなくなった場合】、どうやって探せば良いのか寄稿致します。

 これまでの流れは、【 介護サービス情報公表システムから近隣施設を検索→施設名・住所・電話番号を調べる→電話し入所担当者を呼び部屋が空いているか聞く月額込み込み料金を聞く 】でした。

 

 

空き部屋・料金確認の電話を繰り返す!

 

 ここまでの質問で入居施設としての選考に残ったのであれば、いったん「入居(入所)を検討します」と伝え通話を終了します。

ここではまだ見学のアポイントはとりません。なぜかというと、1つ施設だけ選んで見学をすると、その施設の入居(入所)がかなわなかった時、時間的なロスやダメージが大きいからです。

急いで決めなければならないので、いきなり1つの施設に絞って執着するとリスクが大きくなります。

最初の検索で複数の施設の住所・電話番号をリストアップしておきましょう。そうすることによって、1つの施設が上手くいかなくてもまだあるという心理的な余裕ができます。

ご自分(家族)の入所基準に至る施設が電話であらわれたとしても執着するのは止めましょう。1つに執着すると感じとられて足元を見られる原因になりかねません。

電話→空き状況確認→料金の3点を聞くことに絞って話していけば、1施設あたり早ければ2~3分程度で効率よく入居できる状態なのか調べることができます。

複数の施設にこの工程を繰り返します。こうして複数施設をリストアップできれば、ひとつの施設にこだわり藁をもすがる心理状況になることをさけることができます。

中々、空き部屋とつりあう料金が見つからない場合は、徐々に水見たい場所の検索範囲を広げていきます。

 検索範囲を広げる上で気をつけないといけないことがあります。それは、地域密着型と書いてある施設です。

介護サービス情報公表システムの中で施設検索に入ったら、施設名の左側のアイコンが茶色になっていて地域密着と書いてあります。

地域密着型施設は、ご自分(ご家族)の支払う住民税を収めている市区町村(又は市区町村の連合)内の方でないと入居(入所)することができません。

検索した施設が地域密着と書いてある場合、住民税を収めている市区町村かどうかぐらいは確認しましょう。

最初に行う検索でもご自分(ご家族)が住んでいる市区町村とは別の場所に住みたいと思っている場合、地域密着と記載されていないか注意してみましょう。

 

 空き部屋・料金確認を繰り返すフェイズは、1~2時間繰り返せばかなりの量の施設を効率的にふるいにかけることができます。

検索をかける時に地域密着の場合は、住民税納税している市区町村(連合)なのかそうでないかくらいは施設住所を確認しておきます。

次回も老人施設選びについてかきます。引き続き宜しくお願い致します。