老人ホーム選び ~急いで入居を決める方法②~

 本日も急いで老人ホームを選ばなくなった場合、どうやって探せば良いのか寄稿致します。

 前回の流れは、介護サービス情報公表システムから近隣施設を検索→施設名・住所・電話番号を調べる→電話し入所担当者を呼び部屋が空いているか聞く】 でした。

部屋に空きがある場合、次は担当者に料金を問い合わせます。

老人ホームには何年住むのか想定しにくいものです。それは、自分の寿命がいつまでなのかわからないからです。数ヶ月なのか、数年なのか、10年以上なのか。

すでに余命があらかたわかっている人であれば、必要な経費の目算は立ちやすいですのですが、そういった状態で老人ホームを探す方は少数だと思います。

料金の問い合わせにはポイントがあります。

 

月額平均込み込みで料金はいくらぐらいか。

 

 非常に重要なポイントです。なぜなら、広告や看板には【年金内で暮らせる!月額50,000円~】や【安心と安全を届けます。わずか月70,000円】などとうたい文句が書いてあったりします。

これらの中には、食費が入っていなかったり、水光熱費が別途数万円かかったりなど一ヶ月生活していく上で込み込みの金額ではない場合があるからです。

元気な方であれば、外で外食する場合があるから・外泊する人もいらっしゃり外泊時は水光熱費を日割りで減額するので、など理由付けはいくらでもできますが、料金を試算する時、他施設は食費・水光熱費・共益費など全て合算した平均利用料を提示している施設と、広告戦略込みで費用を抜いている施設では料金の比較の使用がありません。

ですので、1ヶ月施設でまるまる暮らした場合の平均的な利用料金を聞きます。

ここも重要な聞き方です。平均・大体・概算月いくらなのか、という一般化した聞き方をしないと、かかる費用は人それぞれで一概にお答えする事は難しいですね。

という返答がかえってくることもあり、そこから、入居者が本当に知りたい込み込み利用料金とは別の話しの営業アピールに持ち込まれる事もあります。

急ぎの時に、ひとつの施設のスタートでそんなに多くの労力をさくことは避けましょう。今聞いている施設も候補のひとつといった段階ですので、必要な情報だけもらいふるいにかけていきます。

なので、月額平均込み込みの利用料金はいくらいかと聞いて答えをすぐに引き出しましょう。

自分の想定した予算より高いのか低いのか、長期的に暮らすことが予見されます。今後収入を増やす事が難しい状況なのが一般的です。

しっかり試算する為に、適切な聞き方を担当者に行います。

料金が予算内であれば次のステップに進みます。予算オーバーであればその施設との相談は終了です。

 

 次回も急いで入居を決める方法についての注意事項について話しをすすめていきます。宜しくお願い致します。